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究極の旅本とは? [休憩室]

一人旅に出るには多くの旅人が本を持参するのではないだろうか?
長い移動時間、時差ボケで眠れないホテルの夜、そんな時、本が友となる。
僕は旅へ出る前に何度も本屋へ行っては吟味する。
面白くても2.3時間で読み終えてしまうのはよろしくない。読み終わってしまえば荷物になってしまうからだ。しかし、読んでみないとわからないから困ったもの。
出来れば旅本、つまり紀行モノが理想。
旅先で旅情を掻き立てられたり、触発されたり・・・
今まさに旅の最中だからすぐに行動に移ることができる。
他の旅人はどんな本を持っていくのだろうか?お勧めがあれば教えてもらいたいものだが。
そんな中、一冊の書籍を思い出した。
開高健氏の「オーパ」。
作家である開高氏自身がブラジル・アマゾンへと繰り出し、
未知の魚類と格闘するノンフィクションだ。
オーパ.jpg
実はこの本には子供の頃に出会っている。
父が買ってきた「オーパ」、当時は大判でまるで図鑑のようだった。
でかい本だったので床においてベラベラめくった。
開高氏の文と共に鮮烈なアマゾンの写真が飛び出し、見果てぬアマゾンに
心躍らせたのだった。
都合の良いことに文の記憶はほとんどなく、写真ばかりを覚えている。
子供にはちょっと難しい文体だったのだろう。
二十数年ぶりにページをめくった、が、すぐに閉じた。
これは旅先で読まなきゃならない。それが良いに決まっている。
旅先でスリや強盗、アジア人蔑視の差別を受けた方もいることと思う。
僕がこれから旅へ出る国は第三世界ばかり、それゆえになにかしら事件に遭遇し、
旅半ばで心がおられることがあると思う。「もう日本へ帰りたい」「旅をやめにしようか」
そんな精神状態がくるのかもしれない。
そんな時に読もう、これこそが究極の旅本ではかなろうか。
この「オーパ」が背中を押してくれるに違いない。
タグ:旅の友
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