マンデリンコーヒーの聖地へ到着 [スマトラ撮影旅]
スマトラ・メダンを車で出発し、6時間。
猛スピードで走ったためか、8時間の予定が2時間巻きで目的地へ到着。
着いたのはリントンという小さな街。
いや、街というより農地といったほうが的を得ている。
トバ湖の南端に位置するリントンはマンデリンの産地として日本でも名を馳せている。
リントンはブランド化していて他の産地もリントンと明記されることがある。
これも産地偽装の一つといえるのかもしれない。
着いたとたんにスコールに襲われる。
土砂降りの中、めげずにコーヒー農園へ潜入した。
1月現在は最盛期ではないものの、多雨なスマトラでは年中実が結実している。
コーヒーはこのような赤い果実から生まれる。
せっかくだからコーヒーチェリーをいただいた。
なるほど、コーヒーチェリーとはよく言ったもの、チェリーの名の通りその味は、
甘酸っぱくてさくらんぼと酷似している。
さくらんぼ同様食べてから種を口から出す。この種がコーヒーそのもの。
まるで生まれたての赤ん坊のように神々しく光り輝いていた。
コーヒーの花は白く、ジャスミンに似た芳香がたちあがる。
花が枯れ、数ヶ月たつと枯れた場所からコーヒーチェリーが膨らみ成長してゆく。
花の奥に目を向けると、コーヒーの木々が広がっている。
この農園の栽培法は「密集栽培」のようだ。
通常コーヒーは直射日光に弱く「日陰樹」を必要とするが、
ここでは密集させることでそれぞれが「日陰樹」の役割を担っている。
この模様は、正月の暇な時期に編集して公開しようと思っていたが、
意外に今年の正月が短いことが判明。
1月7日に番組ロケが入っていて台本も書かなければならないため、
公開にはもう少し時間がかかりそうだ。
タグ:コーヒー農園
コメント 0