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ZOOM H-1の実力! [旅の撮影機材を検証する]

ハンディータイプのICレコーダー、ZOOM H-1を購入してから様々な検証を行っている。
目的は現場ノイズの収録というよりもインタビューなどの人の声がメイン。
最も気になるのは「音質」。これが使い物になるかどうかだ。
基準はO.A(放送)に耐えられるレベルかどうか?であるが、これに関しては主観、つまり自分の耳で判断する。
h-1横.jpg
録音形式は「WAV」と「MP3」の二つ。
「WAV」はいわゆるリニアPCM。「MP3」はかなりポピュラーで音楽配信などに使用されている。
直接自分の声を録音してみた。
「WAV」はビックリするほど高音質。音の輪郭がカリっと録れて解像度が高いのが明確だ。
がしかし、高音がややカリカリしずぎな感じもする。というよりは中音域がやや物足りないのかも??まぁ、これは贅沢な悩みだろうか。
さて、「MP3」だ。ある意味「WAV」より輪郭が丸くなっているのでカリカリ感が抑えられ、やわらかい印象を持った。まぁ、出来うる限り「WAV」で収録して、あとからミキサーで補正しやすいようにしておくのがベストだろう。そうすれば中音域も改善できるし高音を抑さえることも可能。音質面は双方共に合格点だ。
h-2横裏.jpg
機能としては「LO CUT」や「AUTO LEVEL」もあることと手動でレベル調整も可能なので使い勝手は良い。
さらにヘッドフォン出力もあるので録音中のモニターが可能だ。これはある意味で大きく評価できる点ではないだろうか?
また、出力端子からカメラに繋ぐことも出来るので音声をダフル録音してカメラ側をバックアップにすることも可能。画像と音声が別々であっても基本的に同じ音声が入っているので、カチンコなどは不要でリップシンクが楽に取れる。
あえて業務用との大きな違いを比較すると、外部マイクとの接続部がキャノンピンではなく、ミニプラグなことでロックが効かないということだろうが、もともとマイクが付いているものなのでそこは大めに見ても良いか。いや、逆に手軽に使用できるのでプラス評価と考えよう。
h-1アップ.jpg
つづいての検証は録音時間。
記録メディアはマイクロSD。
純正としてもともと入っているのが2G。とりあえず2Gがどれだけ収録できるのかというと?「WAV」が約1時間50分。「MP3」が約14時間弱。
動画撮影と共に普通にインタビューするのなら「WAV」でもまったく問題のない時間が録音できる。
ただ、記録として長回しするのであればちょっと厳しいか・・・
だが、そんなときは「MP3」にチェンジすればよいだろう。
といってもいまやSDカードは安くなっていて、先日CLASS10の16Gが2千円を切っていた。録音時間を気にすることなどないのかもしれない。16Gを使用すれば、何日か使い続けていても問題ない。

先日、友人の音効さん(音響効果)にH-1の音を聞いてもらった。
もちろん合格点をもらったのだが、このなことを言われた
「MAで補正すればそこそこヘナチョコな音でもほぼ完璧に仕上げられる」
しっかりと音の芯が録れていれば良いらしく、収録環境がよほど劣悪でなければ問題なさそうだ。
ま~プロの仕事はすごいってことか



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