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そして廃刊・・・旅本part.2. [休憩室]

残念なことに愛読していた旅雑誌が廃刊してゆく・・・
知っているだけでも最近で2つ。
「旅行人」はガチンコ中のガチンコ旅雑誌。かなりマニアックな存在でそこいらの書店にはなかなか置かれていない。足で情報を稼ぐ記者の鑑のような取材記事は旅の楽しさだけでなく幻想までもが目一杯詰まっていた。
ガイドブックとは大きく異なるその中身はコアで貴重なものが多く、もう端から端まで何度も何度も読み返してはその国に想いを馳せた。
旅行人.jpg
情報過多のご時世ゆえの廃刊か?
これほどしっかりした情報はなかなかないのだけれど・・・
「旅行人」はいわば旅雑誌の頂点といっても過言ではなかった。
スポンサーや読者に迎合することなく伝えたいものを貫いてきた。それはとても勇気のいる事であり、良い意味で時代に逆行していたはずだ。
必ずしも良いモノだけが残ってゆくわけではないという現実。いくら素晴らしいモノでも購読者が増えるわけではないという現実。ホンモノゆえに消えてゆく...困った時代になったものだ。
会社としての「旅行人」は出版活動を続けるそうなので、また違う形でも良いから復活を願っている。いや、同じ名前、同じ形態での復活を願いたい。

最近のお気に入りの「旅本」を二つご紹介。
一つ目が女優・片桐はいりさんの著書「グァテマラの弟」
二つ目は「インドネシア全二十七州の旅」
旅本2.jpg
「グァテマラの弟」は久々に出会った素敵な旅本だ。
これがまたとんでもなく良く出来たドキュメントになっている。
紀行モノというカテゴリーにおいては間違いなくトップランク。
はいりさんの人柄もあってか、まわりの人、出会う人々がすこぶるユニークで暖かい。
そしてなんといっても彼女の―そこに入り込んでゆく感性―が素晴らしい。

「インドネシア全二十七州の旅」はジャカルタ在住の著者が二十七州を巡ったというとんでもない内容だ。
なにがとんでもないって、インドネシアは1万8千の島からなる国家。二十七州を巡ることがどんなに大変なのか想像もつかない。
ガイドブックなどには載っていない未知なる土地が次から次へと出て来る出て来る。
いったいどうしてくれるんだ? また行きたい土地が増えてしまったじゃないか!
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