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新機材 必殺のハイハット! [旅の撮影機材を検証する]

ウブドでのロケは気ままなものであった。
誰に指図されるわけでもなく、自分の思うままに動いた。
疲れたらカフェで休憩。暑かったらまたまた休憩。どんな時でもカフェに入り込んでそのひと時を過ごした。この写真はまさにロケ途中での休憩の時のもの。素敵な2Fのカフェでのひと時は格別だった。
とはいえ、一人で機材を全て運んで全てをこなすのはまあまあ、かなり、大変であった。
その原因は機材にほかならない・・・
ロケ休憩中.jpg
今回のウブドの撮影経験によって機材の不備を洗いだし、新しく3つの機材をラインナップに入れることとした。
まずはロケの肝と言っても良い、三脚。
現在使用している三脚よりも一回り小さいManfrottoの三脚を新たに購入。
それが「Manfrotto 190CXPRO4 」。
新三脚jpg.jpg
機動力がほしくてカーボン製の軽いものを選んだのと、4段三脚なので折りたたんだ時の長さが短く、雲台を装着しても60cm以下となり、バッグに入れることも可能となった。
これで航空機の移動でもスーツケースに入れれば荷物1つとして預けることが可能で荷物代の加算がおさえられる。
なによりも軽くて持ち運びが便利なのが一番の魅力か
なにしろ一人ロケというのは機材が軽いに越したことはない。そうでないと南国の暑さでとんでもなく大変なおもいをすることになるからだ。
ゴリラポッド.jpg
お次は愛用しているゴリラポッドの一番高価ででかい「JOBY ゴリラポッド フォーカス」を購入してこれをハイハットとして使用することにした。
ハイハットとはローアングル時に使用する雲台を固定する三脚がわりのもの。
ゴリラポッドの中でも一番でかくて高価なものだ。もう一段小さいものと迷ったが、大型レンズを使用することと、雲台もそこそこ重量があるのでゴツイのを選んだ。
装着すると思った以上に使い勝手が良い。水平やアングルはゴリラポッドをグニャグニャさせれば絶妙な微調整が出来る!これは素晴らしい。パンをすることを考慮すればこれぐらいのガッシリ感は必要だった。これで単焦点レンズのボケ味をいかしながら素敵なアップ系のパンが可能になる。まぁそれなりに高価だけど、このゴリラポッドのハイハット仕様のアイデアが今回のスペシャルだ。
ハイハットとカメラ.jpg
最後の機材はレベリングユニット
レべリングユニットとは三脚と雲台の間に装着して、雲台をクルリンと回転させて簡単に水平を出せるという代物。買ったのは「SLIK レベリングユニット」。
これでかなりの負担が軽減される。ロケの最中にカメラアシスタントもなしで水平をとるのに足を一本一本出したり、たたんだり・・・それがこれで瞬時に自分で出来るわけだ。
これもね、灼熱の南国で一人ロケをするなら必要不可欠。
ただ、まだ使い慣れてないからか、ネジの固定がゆるいとパンしているときに「クルリン」っと固定がはずれてしまう・・・ちょっと練習が必要かな?
レベリングユニット.jpg
しかしあれだな今回購入したほとんどの機材に水準器が付いている・・・
三脚、レベリングユニット、雲台・・・3つもあるぞぉぉ、でもって、カメラ本体にもあるから全部で4つあることになるなぁぁ。まぁ、それで困ることはないから良いけれど・・・
さて、次のロケは何処へ行こうか
3つの水準器.jpg
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2013年版 Ubud Royal Villa プロモーションビデオ完成! [旅の撮影機材を検証する]

友人がバリ島へ移住してヴィラを経営するということで、そのヴィラのプロモーションビデオの制作をボランティアとして買って出た。暫定的に昨年撮影したものを公開していたが、今回の撮影でリメイクし、ついに完成した。その2013年版「Ubud Royal Villa」のプロモーションビデオがこれだ。
  ↓
http://youtu.be/j96h6KAoH7Q
昨年はまだヴィラは建築中で、主にウブドの特徴とも言えるケチャダンスやレゴダンス、そして景色などを撮影した。
プロモーションビデオのベースはその昨年撮影したものでカメラは友人の持っていたパナソニックのハンディーカム、三脚は1000円くらいのアンテナ式のもの。つまり家庭用ビデオベースとなっている。
まあまあの取材量だったから全て撮影しなおすのは勘弁していただいた。
そして、今回は僕のカメラ機材を持ち込んでの撮影。
機材はCANONの一眼レフEOS 60Dで、ビデオ用の雲台を付けたマンフロットの三脚も持参した。
はたしてこのカメラの体制が一人旅での撮影にどこまで対応出来るかが僕のテーマでありチャレンジだ。
つまりバリ島ウブドに建設されたこの友人のヴィラは、僕の目的である旅の撮影を試すのにうってつけの素材であった。
今回撮影してみて様々な問題点が露呈した。それらを検証してゆく中で最終的なベスト機材システムを組むことが可能になるだろう。
Iカメラ.jpg
今回は僕の機材達のデビューロケである。
いやぁ、恐るべし一眼ムービーと言っても良いだろう。
バキッとした画、ビシッとしたパンで見ごたえのある映像を撮影することが出来た。
3種類のレンズの組み合わせは大正解!
汎用性のあるズームレンズ、F2の明るい単焦点、10mmの広角レンズ。
うん、最強の組み合わせといっても良いだろう。
がしかし、一番の問題点は画像そのものではなく、機材の機動性にあった。
安定した画像の肝となった三脚、その三脚が大きく重すぎた。
三脚は、「Manfrotto 3段 055XPROB」
雲台は、 「Manfrotto 2WAY 701HDV 」
ロケそのものもそうだが移動時の飛行機で荷物1つの扱いをされてしまうのでもう少しコンパクトでバック自体に入ることが必須である。じゃないとプラス1万円・・・。
そして重くて大変・・・
さらには「ベビー」もしくは「ハイハット」が必要であるということ。
解説をするとベビーとはローアングル用の小さな三脚のことで、
ハイハットとはさらにローアングルに対応できる雲台だけを固定することが可能となる三脚代わりのものだ。
現行の三脚はもともと写真用であるために、エレベーター式のセンターポールがある。
それが邪魔となってローアングルに限界が・・・
今回突発的に発生した「935Cafe」の料理撮影はローテーブルであったためにローアルグルが必須であったが、ローのポジションが切れなかったのである。
料理gs.jpg
料理用にと考えていた単焦点のレンズを使用する場合、画角に合わせたポジションに三脚をすえなければならないので置く場所の制限が厳しい。ズームが出来ない単焦点の性質だから仕方がない・・・
そのために三脚からはずして写真撮影を先にすることにした。
単焦点レンズの効果は抜群で背景のボケも良かったので「写真を動画に使っちゃおう」という発想で料理は写真撮影のみとした。
そうしたことで結果論であるが解像感などはビデオより良く面白い味が出たように思う。
935cafe料理.jpg
こちらが「935Cafe」のPV
http://youtu.be/xlVCYMdudak
しかし、パンが出来ないのは痛い!
ってことで今目を付けている機材はゴリラポットのフォーカスという三脚。
ボール状の足なのでグニャグニャと曲げることが簡単、これならハイハットと同様のカメラ位置を確保しながら微妙なポジションをとれるはずだ。単焦点を扱うには抜群ではなかろうか?
その他、細かいところでは様々な注意点、改良点がある。
バリなど赤道近くの土地では日差しがやたらと強い。
ってことはカメラのライブビュー、つまりモニターが見づらいのだ。60Dはバリアングルモニターなのでそれは大助かり、というよりバリアングルでないといささか厳しいと言える。
がしかし、詳細なチェックがどうしても甘くなってしまった。ハレーションに気づかずに撮影していたこともあった。これは不注意なので気を付けるとして、輝度を少し上げて撮影したあと、戻すのを忘れてそのまま撮影を続けてしまった。そのために編集で輝度を下げることになったりしたのだ・・・これは結構深刻か。しかしこれも不注意と言えば不注意で・・・まぁ解決策はモニターを覆うボックスのようなものを付けるか、もっともっと注意するか!かなぁ
後はやっぱり三脚がらみだが水平をとるのがしんどかった・・・
3本の足をそれぞれに上げ下げするのはロケでは一苦労だった。
slikのレベリングユニットってやつを買ってみようかな?
あとはカメラそのものだろうか?
どんどん新しいものが出るからなぁ
60Dの後継機70Dは発売されたし、4Kのハンディカムビデオが発売される。
どうやら4Kが凄いことになっていて、近い将来4Kがもっと身近になって来そう・・・
まぁ考えれば考えるだけキリがないのだけれど迷うのはしかたないのだと思う。
これから機材は微調整をしてゆくこととなるだろう。
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一眼ムービー用のグリップを使ってみた。 [旅の撮影機材を検証する]

裏庭ロケ.jpg
今回のウブド滞在の最大の目的は完成した友人のヴィラのプロモーションビデオ撮影である。
とはいっても遊びに来ていたわけだし、撮影もボランティアというだけあって緊張感も責任感もない。つまり気が向いたときにだけ撮影して、気が向かなければ何もしない・・・そんなこんなで時がゆったりと流れていた。

ある日友人から突然オーダーが入った。
「室内をぐるりと手持ちでドリー撮影してほしい」
「ふぇ??」
そういったドリー撮影はスタビライザーでするもので決して手持ちで撮影するものではない・・・
まぁ、確かに広い室内ゆえに、1カットでドリーすると全体がわかりやすいだろうから効果的ではある。
しかしながらスタビライザーなんて持ち合わせていない、あれは機動性が悪いから旅の機材には向かないのだ。
そこで登場させたのは「一眼カメラ用のグリップ」である。
グリップ装着.jpg
何かの時にと思って買っておいた「UN カメラグリップ UNX-5631」
ネジをクリクリっとまわせば簡単に装着OK。
これでなんとか手持ち撮影は出来る・・・が、ドリーを想定したものではない!
まぁ、やるだけやってみた。
がしかし、やはり厳しいなぁぁ
このグリップはドリーではなくて手持ちでぶんまわし系の撮影用だなぁ
つまり、被写体が何かの作業とかをしていてその様子をフォローする、と言った具合のものだ。
その結果がこの映像。
http://youtu.be/Hl8okS-KXR8
それなりにはなっているがやはり手持ちの安定感に欠けてしまう・・・
それとシャドウをあげるために輝度を目一杯上げてしまった。
完全にやりすぎであるが、今回のクライアント(友人)の強い要望なのでしかたない・・・まぁOAではないから輝度が高すぎても問題ないか
edit環境.jpg
しかし編集環境は素晴らしい
といっても滞在するヴィラで編集しているだけだが、これがなんとも心地よい。
広く美しい空間で音楽を聴きながら編集をしてゆく。
眼前の庭にプール、そして森が広がっている。
気が向けばプールに入っても良いし、途中どこへ行こうが誰にも文句を言われない・・・
コーヒー飲みながら、フルーツジュース飲みながら、何でも自由なのだ。
しかし、こんなことやってるとのんびりしているのとは裏腹に、時が流れるのが倍のスピードになっていたりするから注意しないといけない!2週間が1週間になってしまうのだ。いやホント・・・
editroom.jpg
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ウブド撮影機材ラインナップ [旅の撮影機材を検証する]

今回の旅の目的の一つが完成したヴィラを撮影すること。
前回来た時には友人所有のビデオカメラである意味簡易撮影をしてプロモーションビデオを制作したわけだが今回は完成後のヴィラの映像を含めガチンコで撮影、制作するつもりだ。
この日のために?というわけではないが今年の初めにデジタル一眼ムービーを購入し旅の撮影機材の体制を少しずつ整えていた。そのメインカメラはキャノン60D。
カメラ1.jpg
実はごく最近8月に後継機70Dが発売されてしまった・・・
しかしこれまで60Dは僕の部屋の中でのみしか撮影しておらず今回のロケがデビュー・・・
おいそれと買い替えるわけにはいかないし・・・
実はフルサイズ機を買うという選択肢もあったが6DやMARKⅢは動画に特化していない。動画に特化しているのはkiss系と60D、7Dのみでフルサイズ機にはバリアングルが無い!やはりバリアングル機能は必要不可欠であり頭を悩ませていた。
カメラ2.jpg
そこで元ムービーフイルムカメラマンで仲の良いプロデューサーに相談したところ
「そんなにフルサイズが良いのか?」
という結論に至った。
そこでAPS-Cの60D使用を決意し、レンズをあれこれ駆使することによってサイズをカバーするという対策をとった。
レンズは全部で3本。
レンズ.jpg
キットレンズは
「EF-S18-135mm」
のズームレンズでこれ一本である程度のものはカバーできる。
次にキャノン純正の単焦点、
「EF35mm F2」
F2ということで明るく背景のボケに期待している。
そして唯一の他社製、シグマの広角ズームレンズ
「10-20mm F3.5 EX DC HSM」
35mm換算で16mmだからかなりの広角!
とまあこれだけあればかなりいい線で撮影が可能だろう
さて、つづいて三脚と雲台だ。これはどちらもマンフロットで揃えた
カメラ3.jpg
雲台は「701HDV」
これがかなりすぐれものでパンが綺麗に決まってしまう。うん、僕はカメラマンではないがそこらのカメラマンより良いパンニングが出来そうだ。
そして三脚は「055XPROB」
とどいてわかったが、かなりでかくて重い・・・アルミ製だからしかたがないがカーボンにすればよかったか?この重さは機動性に欠けそうだがこれから街の撮影なんかにどれだけ足を引っ張るのかちょっと心配だ。
そして今回の秘密兵器が「ハレ切りマシン」だ
ハレ切りクリップ.jpg
マシンなんて言ったけれどクリップにカポックや黒紙なんかを挟んでレンズをカバーしてハレーションを切るというもの。一人の撮影ではあったほうが良いに決まっている。三脚で固定していたら自分の手で切れないこともないだろうがここは形から入る僕のこだわり?だ。
今回の音声機材は前回のzoom H-1では物足りなくなったので新しいものを購入した。
「TASCAM リニアPCMレコーダー DR-07MK2」
音声機材タスカム.jpg
なぜこれにしたかと言うと指向性を調整できるということ。
H-1はXYのステレオであったがインタビュー時にほかのノイズを拾ったりしたのでガンマイクとしては良いがインタビューには向かないと判断してTASCAMを買った。
ピンマイクも準備してあるのでまぁ色々調整も可能だ。

他にも細かな機材は色々あるが撮影の大枠は以上の通り!これでヴィラの様子から料理などの商品カット、そしてウブドの街並みなんかを撮影する。
さて、2週間あるからゆっくりと行こうじゃないか




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-UBUDO ROYAL VILLA-プロモーションビデオ完成 [旅の撮影機材を検証する]

ここへ来た理由の一つがプロモーションビデオを制作するということ。
それはパリへ移住した友人が、ビィラのオーナー、つまりはビィラ経営に乗り出すってことになったのでなんとか協力せねばとまだ建築中であるにもかかわらずそのビラのPVを制作した。
とはいえ、撮影機材は友人の持つホームビデオ。三脚は1000円くらいで買ったアンテナ式のもの・・・
編集は持って行った自前のノートパソコンで行った。そして滞在中にすべて完成させて友人に渡して帰ってきた。ビィラの名前は「UBUDO ROYAL VILLA」。
まぁ、民生機で撮影した割には良くできたとは思う。その完成動画をyoutubeにアップしたのがこちら
http://youtu.be/Q6FY2jSaAnc

「2013年リメイク・完成版」はこちら
   ↓
http://youtu.be/j96h6KAoH7Q
ビィラの完成はまだだが、きっと素敵なものになると思う。「UBUDO ROYAL VILLA」、パリへ行く際は宿泊先の候補に是非!
こちらが撮影機材。パナソニックのホームビデオ。ライト系機材はないものの一応レフだけは準備した。
こんなもので(失礼)撮影できるのか??いや、近頃のホームビデオはよくできていて、画質が良いのもあるがプレ補正のスタビライザー、逆光補正など業務用にないすごい機能が沢山あるのだ。
機材は民生機.jpg
編集はlenoboのi5のノートパソコンにediusを入れて毎日素材を立ち上げては少しずつ編集していった。
外付けのハードディスクにCG系ありもの素材、フリー音源を入れて持ち込み、テロップはフォトショップで現場でセルフ制作。
ベットに寝転がって編集したり、時にリビングで気合を入れて編集したり・・・
音楽も入れて完パケまですべてセルフで行った。
リビングで編集.jpg
編集中.jpg
ちなみに音声はパラレル収録でICレコーダー、ZOOMのH1で録音。おもにインタビューの時にゴリラポッドという三脚に乗せて使用。ピンマイクは使用せず直接マイクを口元へ向けて収録した。この指向性によってはノイズを拾いやすくなるが、直接収録できるのでなかなかの音質で収録されていた。編集でリップシンクをあわせるが、アナログ時代と比べて格段に楽だった。まぁ編集機のプリロールが懐かしいような気もする。
一部インタビューが割れているがそれは御愛嬌。全部セルフだからお許しいただきたい。
とはいえ原因は不明、ちょっと調査をして防止策を講じなければならない。このあたりが技術屋ではなく制作屋なのだろう。音声さんに聞いておくとしよう。
h-1 zoom.jpg


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ZOOM H-1の実力! [旅の撮影機材を検証する]

ハンディータイプのICレコーダー、ZOOM H-1を購入してから様々な検証を行っている。
目的は現場ノイズの収録というよりもインタビューなどの人の声がメイン。
最も気になるのは「音質」。これが使い物になるかどうかだ。
基準はO.A(放送)に耐えられるレベルかどうか?であるが、これに関しては主観、つまり自分の耳で判断する。
h-1横.jpg
録音形式は「WAV」と「MP3」の二つ。
「WAV」はいわゆるリニアPCM。「MP3」はかなりポピュラーで音楽配信などに使用されている。
直接自分の声を録音してみた。
「WAV」はビックリするほど高音質。音の輪郭がカリっと録れて解像度が高いのが明確だ。
がしかし、高音がややカリカリしずぎな感じもする。というよりは中音域がやや物足りないのかも??まぁ、これは贅沢な悩みだろうか。
さて、「MP3」だ。ある意味「WAV」より輪郭が丸くなっているのでカリカリ感が抑えられ、やわらかい印象を持った。まぁ、出来うる限り「WAV」で収録して、あとからミキサーで補正しやすいようにしておくのがベストだろう。そうすれば中音域も改善できるし高音を抑さえることも可能。音質面は双方共に合格点だ。
h-2横裏.jpg
機能としては「LO CUT」や「AUTO LEVEL」もあることと手動でレベル調整も可能なので使い勝手は良い。
さらにヘッドフォン出力もあるので録音中のモニターが可能だ。これはある意味で大きく評価できる点ではないだろうか?
また、出力端子からカメラに繋ぐことも出来るので音声をダフル録音してカメラ側をバックアップにすることも可能。画像と音声が別々であっても基本的に同じ音声が入っているので、カチンコなどは不要でリップシンクが楽に取れる。
あえて業務用との大きな違いを比較すると、外部マイクとの接続部がキャノンピンではなく、ミニプラグなことでロックが効かないということだろうが、もともとマイクが付いているものなのでそこは大めに見ても良いか。いや、逆に手軽に使用できるのでプラス評価と考えよう。
h-1アップ.jpg
つづいての検証は録音時間。
記録メディアはマイクロSD。
純正としてもともと入っているのが2G。とりあえず2Gがどれだけ収録できるのかというと?「WAV」が約1時間50分。「MP3」が約14時間弱。
動画撮影と共に普通にインタビューするのなら「WAV」でもまったく問題のない時間が録音できる。
ただ、記録として長回しするのであればちょっと厳しいか・・・
だが、そんなときは「MP3」にチェンジすればよいだろう。
といってもいまやSDカードは安くなっていて、先日CLASS10の16Gが2千円を切っていた。録音時間を気にすることなどないのかもしれない。16Gを使用すれば、何日か使い続けていても問題ない。

先日、友人の音効さん(音響効果)にH-1の音を聞いてもらった。
もちろん合格点をもらったのだが、このなことを言われた
「MAで補正すればそこそこヘナチョコな音でもほぼ完璧に仕上げられる」
しっかりと音の芯が録れていれば良いらしく、収録環境がよほど劣悪でなければ問題なさそうだ。
ま~プロの仕事はすごいってことか



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秘密兵器はICレコーダー [旅の撮影機材を検証する]

秘密兵器を手にいれた。ZOOMのH1というICレコーダーだ。
いや、宣伝などするつもりはないが色々吟味した結果購入にいたった。
用途はズバリ、ビデオ撮影における音声収録。
h-アップ.jpg
カメラから有線でマイク収録という手があるが、あえてICレコーダーをチョイスしてみた。
なぜか?ケーブルなしで録音できる分、音の劣化が少ない。XYマイクのためそこそこにステレオ収録が可能。
などいろいろあるのだけれど、決定的なのは「ワイヤレス収録」が出来るということ。
例えば何かの作業をする人にインタビューするときなど、カメラにマイクを付けた場合は、話のながれでついつい手元にカメラを振りたくなることがある。そうなると音声はオフで収録されてしまう。
ICレコーダーの場合、それらの心配がなくなる。
ICレコーダーにピンマイクを付けて相手のポケットにでも放り込んでおく。こうすればワイヤレス収録となるのでどこかにカメラを振ってもなんら問題ない。
h1ひき.jpg
とはいえ欠点もあるようで、モニターするためにヘッドホンをつけた場合にケーブルを触ると「ゴソゴソ」とノイズがのってしまう。これはかなり注意が必要となりそうだ。
面白いことにアナログからデジタルになることで、逆にフィルム時代に戻っているかのようだ。フィルム撮影の場合、ビデオのように音声トラックはないからレコーダーで別収録をしていた。CMでのフィルム撮影の経験はあるものの、テレビでのフィルム時代はまったく知らないが・・・
これから使用しながら検証してゆくとしよう。
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