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ホワイトサンドビーチへ! [バリ島Ubud ショートステイ 2]

バイク主観.jpg
ハーツの運転するバイクに二人乗りをしてビーチへと向かっていた。
1週間前、ハーツに「日曜日にビーチへ行こう」と誘われた。
「ビーチまでどれくらい?」
「1時間かな」
僕は特にビーチに興味がない人間だ。
しかも、とびきりのめんどくさがり屋で1時間の移動時間だなんて・・・
しかしながら最近ハーツは忙しくて毎日朝早くから仕事ばかりしている。
その貴重な休みを割いて誘ってくれていて、その気持ちを考えるとむげに断ることが出来なかった。
途中の山々.jpg
果てしない旅へ出かけたような気分になっていた・・・
30分走ってもいっこうに到着する気配はない。
途中景色の良いところに差し掛かるとバイクを止めて写真撮影タイム。
しかし、遠いぞ・・・なかなか着かない・・・
移動1時間を超えたところだろうか?突然視界が広がった!
ビーチ1.jpg
「青いねぇ・・・うん、青いよぉぉ、ハーツ」
と振り返るとハーツはバイクに乗ったまま。
すると「ここじゃない、バイクに乗れ」と言っている。
え?感じの良いワルンもあるし、ここ、なかなか良いのだが・・・
冷たいものでも飲みたいのだけど、ハーツなりの計画がありそうだし・・・
降りないハーツ.jpg
ビーチサイドのワルン.jpg
「もっと綺麗なビーチなんだ」とハーツ
再びバイクに乗るとなんだか山の中に入ってゆく・・・
おいおい、マジか?
森の中やんけ、どんなビーチやねんっ!
そしてついに行き止まりっぽい雰囲気が・・・
森の中へ.jpg
「ハーツ、大丈夫か?」
「・・・・」
するとバイクを止め、後ろを振り返り
「間違えた・・・」
と、さすがのハーツが困った顔をしている。
そしてどうにかこうにか、色々巡ってたどり着いたようだ。
再び海が見えてきたが、なんだか嫌な予感がしてならない。
万里の長城.jpg
なんだかとてつもなく海が遠い気がする・・・
延々とつづく道・・・万里の長城か?
ハーツはどんどん先へと進んでゆくが、突如あぜ道に、いやこれは道じゃないぞ・・・
「崖じゃねーか、おいおい、待て待て」
「ハーツっ!」
まったく僕の声は届かず、ハーツはひょいひょいと先へ先へと進んでゆく・・・
崖道.jpg
まさか帰りは、ここを戻るんじゃないだろうな?
ハーツは僕の体力や、精神力の脆弱さを知らないんだな・・・
我こそは、リゾート大好き!ビーチ大好き!とは真逆の人間ぞ!
我こそは、ヘタレの代表、ヘタレの王様ぞ!
僕には1時間くらいに感じたが、15分くらい崖を下っただろうか?
やっとビーチへたどり着いた。
ビーチ3.jpg
なるほどね、このビーチを見せたかったんだ、ハーツは。
見たところビーチには数人、ほんとに5,6人くらいしかいない・・・
「ホワイトサンドビーチっていうんだ!」とハーツ。
名前の通り、砂が真っ白だ。
うん、悪くはないな、悪くはないよ。
ビーチ4.jpg
しかし、苦労して来てハーツには言えないが、まったくビーチに興味なし!
木陰に荷を下ろしてしばしまったり時間。
道中に買ったヤシで作った手作り発泡酒を飲まされフラフラに・・・
かなり酔っ払って目がまわって来た。
「海入らないか?」
「入らない・・・」
ハーツは一人で海へ、
僕はぐっすりと眠り込んでしまった。
木陰でのうたた寝は気持ちよく、心地よい風が体全体をやさしくなでてゆく・・・
覚えてはいないが楽しげな夢を見たような気がする。
こんなに気持ちの良い昼寝にありつけたのはハーツのおかげか?
モノは考えようだが、こんなに贅沢な昼寝はないだろう。
ありがとうハーツ。だけど、僕にとっては
「どってことのない、ただ遠いだけのビーチだぜぇ!」
と、言葉には出せず、心の中でつぷやいた。
そして、帰りはあの崖を登って帰ったのは言うまでもない・・・
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